お直し屋さんの日々の針仕事 yukinedo.com yuking.co@gmail.com
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デニムのリペア demin repairing 1
雪音堂では、デニムの穴のリペアは、あて布を当てない方法でお直ししています。
一度でも、デニムをお直しに出したことのある方なら、見たことあるかと思いますが、
ふつう、デニムリペアは穴の空いている箇所に裏からあて布を当ててミシンで縦横に刺していきます。
職人さんによって、同じような色味のデニム素材を貼るひと、
スレーキーと呼ばれる、伸びの少ない生地を貼る人、
この2つが大半ですが、あとはガーゼ、不織布などでしょうか。
両面テープ状の接着テープなどをつかって、何らかの布を当てます。
なんですけど、結構当てた布の境目からまた破れてきちゃったりするんですよね。
あと、すっごい堅くなっちゃいます、生地が。
最終的に、直し重ねて、もう段々に裏布いろーんな種類貼ったデニムができあがっていくんですよね~
これ、雪音堂にデニムリペアを昔から頼んでくれていて、かつ少なくとも2ヶ月に1回はどっか破ってくれる、お客様の中でもエースをひた走る「もつ居酒屋 ごんべゑ」の山田ひろしのパンツです。
ごんべゑはごはんうまい、接客すてき、店員ウケる、という繁盛店ですので、モツなべ食べたい方もしくはワイワイしたい方もしくはひろしの顎を見たい方はぜひ!!鍋の季節のうちに一度!!!
http://gonbe.jugem.jp/
ペンギン堂の横です。しょうすけどんの裏です。駐車場のむかえです。ごんべゑなので看板は名無しです。
とにかく、このひろしのぱんつは、何度かに渡ってお直ししてるわけです。
タイミングによって布の色が違いますね。
わたしは当初はスレーキーをつけるタイプでした。
もちろん今でも穴の状態によって、どうしてもあて布しなきゃなんないときは当てます。
そんときはだいたいスレーキ使ってます。
あて布をすると、当てる布の重さと、元生地と当て布の摩擦で、また付近から破れてしまうのが常です。
なので、今は、あて布を当てず、ミシンによる糸だけで補強してます。
糸だけで十分じょうぶなんです。
だいじょぶです。あて布当てなくても破れてこないです。
むしろ、摩擦と重みがない分、付近から破れにくいですし、
直し後の出来上がりも、糊を使わないので、自然ですし、
やっぱ固くはなるけど、あて布当てるよりはぜんぜん柔らかいし、すぐ周囲と馴染みます。
いいことずくめなんで、そっちのほうがいいと思います。
直す段階で、残っている横糸を利用して、布を織るみたいな感じでミシン糸で縦糸を入れていきます。
またひろしのパンツで恐縮なんですがw
まあ裏から見た写真なんですけど、
下部のグレーのとこが当て布当てたリペアで、
上部のちょっとちっちゃこいのでわかりにくいんですが500円玉大の穴があて布当てないで直したあなです。
あて布を当てないんで、穴周囲の生地の磨耗度も目視できるので、その辺のリペアに気遣えるところもこの方法のいいところです。
そんなわけで、この方法で直したデニムを何点か今回紹介していきます。
イ)わたしのデニム
とはいっても、最初、あて布当てない方法でどのくらいの強度があるかどうか不安もあったため、
自分の破けたデニムで試してみました。
強度を試したかったので、できるだけ雑にやりました。
穴も全部閉じたらキツイんで、ちょっと開けぎみでなおしてみました。
で、最小限の糸数でやってみましたのがこちら。
上が以前あて布を当ててリペアした箇所。
で、そのリペアの負荷がかかって下部にできた穴が今回直した箇所です。
もう一方の膝も穴あいてたんで、そちらもあて布当てない方法でリペア。
近寄るとこんな感じ。
こんだけ適当でも、もう半年以上直してから経ってますけど、だいじょぶです。
この写真、今撮ったんで!
こんなかんじで、穴開いてる感じのお直しも可能です。
てことで、こっからはじゃんじゃんいきます!
ロ)Cliant T ”Gauze”のデニム
before:
このデニムはGauzeというメーカーのもので、ほんとうに柔らかいデニム生地で作られています。
なので、こういうのこそ、あて布しちゃうと、その重さでかえって穴の周囲に負荷がかかってしまうので、
あて布当てない方法が重宝なケース。
After:
ハ)Client A
Before:
で、この穴のほつれ糸をこんな風に寄せて
糸は2色つかいました
After:
茶色のテープとテープの間がミシンを入れた範囲です。
ちなみにお値段は、デニムリペアの場合は、お直しの基本料1000円+ミシンを入れた面積を斜めに測ったcm×100円です。なので、このClient Aの場合は
基本料1000円+21cm=3100円となりました。
二)Client T
Before:
After:
ホ)Client Mこの方は両膝。
まず右膝
Before:
この場合は、縦に裂けている部分にのみあて布を張り、横糸残っている上部の穴はあて布なしでリペアしました。
After:
そして左膝。
こちらなノーマルな穴なので、あて布を使わずに。
before:
After:
へ)Client H
before:
After:
とまあ、こんなかんじでーす!
ご注文は
札幌市中央区狸小路1丁目SEEK
か
yuking.co@gmail.com
か
にお願いします。郵送でのご注文、見積もりのみのお問い合わせももちろん承ります*
お気軽にどうぞ~
一度でも、デニムをお直しに出したことのある方なら、見たことあるかと思いますが、
ふつう、デニムリペアは穴の空いている箇所に裏からあて布を当ててミシンで縦横に刺していきます。
職人さんによって、同じような色味のデニム素材を貼るひと、
スレーキーと呼ばれる、伸びの少ない生地を貼る人、
この2つが大半ですが、あとはガーゼ、不織布などでしょうか。
両面テープ状の接着テープなどをつかって、何らかの布を当てます。
なんですけど、結構当てた布の境目からまた破れてきちゃったりするんですよね。
あと、すっごい堅くなっちゃいます、生地が。
最終的に、直し重ねて、もう段々に裏布いろーんな種類貼ったデニムができあがっていくんですよね~
これ、雪音堂にデニムリペアを昔から頼んでくれていて、かつ少なくとも2ヶ月に1回はどっか破ってくれる、お客様の中でもエースをひた走る「もつ居酒屋 ごんべゑ」の山田ひろしのパンツです。
ごんべゑはごはんうまい、接客すてき、店員ウケる、という繁盛店ですので、モツなべ食べたい方もしくはワイワイしたい方もしくはひろしの顎を見たい方はぜひ!!鍋の季節のうちに一度!!!
http://gonbe.jugem.jp/
ペンギン堂の横です。しょうすけどんの裏です。駐車場のむかえです。ごんべゑなので看板は名無しです。
とにかく、このひろしのぱんつは、何度かに渡ってお直ししてるわけです。
タイミングによって布の色が違いますね。
わたしは当初はスレーキーをつけるタイプでした。
もちろん今でも穴の状態によって、どうしてもあて布しなきゃなんないときは当てます。
そんときはだいたいスレーキ使ってます。
あて布をすると、当てる布の重さと、元生地と当て布の摩擦で、また付近から破れてしまうのが常です。
なので、今は、あて布を当てず、ミシンによる糸だけで補強してます。
糸だけで十分じょうぶなんです。
だいじょぶです。あて布当てなくても破れてこないです。
むしろ、摩擦と重みがない分、付近から破れにくいですし、
直し後の出来上がりも、糊を使わないので、自然ですし、
やっぱ固くはなるけど、あて布当てるよりはぜんぜん柔らかいし、すぐ周囲と馴染みます。
いいことずくめなんで、そっちのほうがいいと思います。
直す段階で、残っている横糸を利用して、布を織るみたいな感じでミシン糸で縦糸を入れていきます。
またひろしのパンツで恐縮なんですがw
まあ裏から見た写真なんですけど、
下部のグレーのとこが当て布当てたリペアで、
上部のちょっとちっちゃこいのでわかりにくいんですが500円玉大の穴があて布当てないで直したあなです。
あて布を当てないんで、穴周囲の生地の磨耗度も目視できるので、その辺のリペアに気遣えるところもこの方法のいいところです。
そんなわけで、この方法で直したデニムを何点か今回紹介していきます。
イ)わたしのデニム
とはいっても、最初、あて布当てない方法でどのくらいの強度があるかどうか不安もあったため、
自分の破けたデニムで試してみました。
強度を試したかったので、できるだけ雑にやりました。
穴も全部閉じたらキツイんで、ちょっと開けぎみでなおしてみました。
で、最小限の糸数でやってみましたのがこちら。
上が以前あて布を当ててリペアした箇所。
で、そのリペアの負荷がかかって下部にできた穴が今回直した箇所です。
もう一方の膝も穴あいてたんで、そちらもあて布当てない方法でリペア。
近寄るとこんな感じ。
こんだけ適当でも、もう半年以上直してから経ってますけど、だいじょぶです。
この写真、今撮ったんで!
こんなかんじで、穴開いてる感じのお直しも可能です。
てことで、こっからはじゃんじゃんいきます!
ロ)Cliant T ”Gauze”のデニム
before:
このデニムはGauzeというメーカーのもので、ほんとうに柔らかいデニム生地で作られています。
なので、こういうのこそ、あて布しちゃうと、その重さでかえって穴の周囲に負荷がかかってしまうので、
あて布当てない方法が重宝なケース。
After:
ハ)Client A
Before:
で、この穴のほつれ糸をこんな風に寄せて
糸は2色つかいました
After:
茶色のテープとテープの間がミシンを入れた範囲です。
ちなみにお値段は、デニムリペアの場合は、お直しの基本料1000円+ミシンを入れた面積を斜めに測ったcm×100円です。なので、このClient Aの場合は
基本料1000円+21cm=3100円となりました。
二)Client T
Before:
After:
ホ)Client Mこの方は両膝。
まず右膝
Before:
この場合は、縦に裂けている部分にのみあて布を張り、横糸残っている上部の穴はあて布なしでリペアしました。
After:
そして左膝。
こちらなノーマルな穴なので、あて布を使わずに。
before:
After:
へ)Client H
before:
After:
とまあ、こんなかんじでーす!
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by yukinedo
| 2012-04-09 11:29
| denim repairing
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